約 3,484,196 件
https://w.atwiki.jp/gotham/pages/211.html
陽がほとんど落ちたMIDTOWNのRED HOCKとWEST SIDEのちょうど堺にあたる通り道。 そこを幽鬼のような、この世の不幸を一身に集めたような形相をした小柄な少女が歩いていた。 足取りは全くもって定まっておらず、フラフラとしている。 実際彼女はこれといった目的地など一切考えていない。 少女、ハナ・N・フォンテーンスタンドは人生最大の絶望を抱えながら歩いていた。 サーヴァント、キャスターことデスドレインの常軌を逸した狂気によって心を折られただけではこうはならない。 この街における肉親である母親の死、ニュースで報道された訃報を受けて泣き叫んでいた彼女に世界は呵責なき追い打ちをかけた。 警察から父親が何者かに殺害された、という旨の電話が入ったのがつい先ほどのこと。 それ以外にも何か話していたような気はするが最早ハナの記憶には全く留められていない。 はっきりしているのは、今やこの世界でハナは一人ぼっちだという事実だけだった。 唯一、聖杯を手にしさえすれば全てを覆せるのであろうがそんなことは土台不可能だと思い知らされたばかり。 いつの間にか勝手に出かけたキャスターはこれからも好き放題に暴れた挙句そのうち勝手に満足して死ぬのだろう。 もう何もかもがどうでもよくなってしまった。 死ぬ覚悟をした、というわけではない。単にもう生きるに足る希望を全て見失ってしまったのだ。 端的に言って今のハナは自暴自棄の状態にあった。 それにも関わらず先ほど失禁した下半身の衣類はしっかりと履き替えて家を出たことに自分でも苦笑する。 もう何の意味もないことなのに、身体がオシャレを忘れていないのかもしれない。 そんな時、路地の片隅に見慣れない植物があることに気づいた。 それも雑草の類ではない。古びた建物などにたまに纏わりついているような蔦だ。 何故かその蔦が気になってしまう。どうせ他にすべきことも出来ることもないので少し足を伸ばして蔦を追うことにした。 「何デスか、これ」 蔦を追った先にあったのは不自然なまでに繁殖した植物だった。 何より目を惹いたのは見たこともないような毒々しい色合いの果実。 中学生故に学が十分あるとは言い難いハナにもこんな空気の淀んだ大都市で果実が実をつけるほど植物が育つわけがないことはすぐにわかった。 首を傾げてしばらく果実を見つめていると、何だか急速にお腹が減っていくのが感じられた。 そういえばご飯もロクに食べていなかったかもしれない。何か食べないと、という気になる。 「食べても良いデスよね」 平素のハナなら絶対にしない判断を以って成っている果実に手を伸ばし、そして掴んだ。 今、この瞬間のハナにとってはこの果実が今まで食べたどんなものより美味しそうに見えていた。 これまでの苦痛に満ちた出来事すら忘れ、満面の笑顔でそれを口にしようとして――― 「イヤーッ!」 ―――突如振り落とされた手刀で果実を取り落とした。 ヤモト・コキとランサーはまずMIDTOWNで 令嬢 総帥の情報を探すことにした。 これまではUPTOWNを中心にして移動する生活を送っていたが、 令嬢 に関する情報は大して得られなかった。 ならば 令嬢 の本拠地はゴッサムの中心であるMIDTOWNにあるのではないか。 ヤモトとランサーがそう結論付けるまでにさしたる時間はかからなかった。 追われる身で土地勘のないエリアを動き回るのは少々躊躇われるものがあったが、こちらから動かなければジリー・プアー(徐々に不利)だ。 多くの不安要素を抱えながらも、しかしヤモトの瞳には以前のような陰は差していなかった。 多田梨衣菜との出会いによって本当の望みを取り戻し、そして出来る限り早く指名手配を解いて梨衣菜の手助けをしたい、という新たな望みも生まれた。 記憶を取り戻してから、あるいはネオサイタマで逃亡生活を始めた頃からなのか。 ともかくヤモトは初めて目指すべき場所、明確な目的を見出したのだった。 (ヤモヤモ、元気になったのは良いけどあんまり急ぎすぎちゃ駄目だよ~) (わかってる。急いだヒキャクがカロウシしたって古事記にも書いてある) (……前から思ってたけどヤモヤモの言葉遣いって大分独特だよね) (えっ、アタイはランサー=サンやタダ=サンの方が変わってると思ってたけど) (えっ) 念話をしながら歩いていると奇妙な光景に出くわした。 つい今しがたまでコンクリートばかりの街並みだった筈なのに、角を曲がると鬱蒼とした植物が広がっていた。 それどころか蔦が伸び放題な上に不気味な色の果実が実をつけている。 (ヤモヤモ、あれ) (うん、アタイにもわかる。あれは良くないモノだって) ランサーは魔力を探知して、ヤモトはニンジャセンスで目の前にある植物や果実の危険性を見抜いた。 誰が何の目的で繁殖させたものかはわからないが、感覚的にあれは厄災を齎すものだと理解できる。 何であれ近づくべきではない、と判断して踵を返そうとした時、一人の少女が虚ろな瞳で無防備に植物に近づいていった。 それどころか虚ろな目のまま笑顔を浮かべ、拾った果実を口にしようとしているではないか。 よく考えなくても道端に生えている毒々しい色の果実を食べるのは非常にアブナイ! (ヤモヤモ!?) 「イヤーッ!」 ヤモトは決断的に少女に接近、狙いすました手刀で果実を地面に落とした。 ニンジャの身体能力では少しでも力加減を誤れば少女の腕をネギトロにしてしまいかねなかった。 しかし極限まで力を抜き、かつ精密・最速の動作で少女には傷一つつけなかったのだ。ワザマエ! 「アイエエエ!?」 「そんな怪しい果物食べちゃ駄目。いいね?」 突然の手刀に慌てふためく少女を努めて優しく諭す。 指名手配されている現状を思えばこの行動は悪手だったのかもしれない。 しかしヤモトはどうしても放っておくことができなかった。 それは魔力を持つ果実のせいでもあるだろう、しかし本当の理由は少女、ハナの目を見た瞬間に理解できた。 (この子はさっきまでのアタイと同じだ) 彼女の目は理不尽に打ちのめされたもののそれだ。 治安の悪いこの街なら聖杯戦争とは関わりなく血なまぐさい出来事があっても不思議ではない。 その点についてはゴッサムもネオサイタマもさほど変わりはないらしい。 出来ることなら話をしたり、相談に乗ってあげたいと思う。 こんなことを思えるようになったのも梨衣菜と出会ったからだろうか? しかし指名手配されている身分では誰かとゆっくり会話することさえままならない。 それどころかいつマフィアやヤクザに変装を見破られて少女にまで迷惑をかけてしまうかもわからない。 「もうこの植物には近づかない方がいい」 一言だけ忠告を残してその場を立ち去ることにした。 指名手配さえ解くことができれば、誰かとゆっくり触れ合うこともできるのだろうか。 そんなことを考えていた時、控えていたランサーが不意に実体化した。 目の前に人がいるにも関わらず、だ。 「ヤモヤモ、サーヴァントがすごい勢いでこっちに来てるよ。 これはちょっと逃げられそうにないかな~」 「え!?」 「!?」 この時ヤモトとランサーがもう少し注意深ければ気づけただろう。 ハナがサーヴァントという言葉に、NPCでは有り得ないほど強く反応したことに。 しかし実際にはそうはならず、怪物然としたサーヴァントが空中から地上に降り立つ方が早かった。 「その程度の変装で我らの目を欺けると考えていたのなら、些か失望せざるを得ない」 牢獄の看守のような服装の、濃紺のサーヴァントはまっすぐにヤモトを指差した。 「ヤモヤモ、後ろっ!!」 「!!」 突如、ヤモトの背後に魔法陣が出現しそこから槍が高速でヤモトの頭部目掛けて射出された。 マスター狙いのアンブッシュを紙一重で躱したものの、変装用に身に着けていた帽子と伊達眼鏡が地面に落ちてしまった。 ヤモトは未だ未熟なニンジャであり、アンブッシュへの耐性は高くない。 今の攻撃もランサーの助言がなければ今頃ヤモトは爆発四散していたことであろう。 「ほう、躱してみせるか。その身のこなし…やはりマスターだったか、ヤモト・コキ」 「……ドーモ、ヤモト・コキです」 怪物のサーヴァントの背後から現れたのはマントを羽織り杖を持った一人の少女。 しかしヤモトもランサーも彼女が見た目通りの存在などではないことを一目で見抜いた。 「……最悪。こんなことって有り得るの?」 相手方のマスターを見たランサーの顔と言葉からは普段の呑気さが完全に消えていた。 保有する魔力量、技のキレ、隠しきれない威圧感、どれを取っても人間が有していて良いものではない。 それこそサーヴァント級。否、サーヴァントが英霊をクラスという器に落とし込んだ劣化コピーであることを踏まえれば凌いですらいるかもしれない。 恐らく、ランサーですら手加減して戦うことはまずできないであろうほどの存在だ。 今のヤモトとは最早比べるべくもない。 ランサーをして戦慄させる少女の名はミュカレ。幾度も転生を繰り返した完全者。 従者のクラスはセイヴァー。真名(な)をジェダ・ドーマ。 ――――――殺戮者たちのエントリーだ。 ミュカレは空いた午後の時間をまずは奪取したベルト・戦極ドライバーの解析に使った。 約五時間の格闘の末、製作者が見れば怒りで憤死しかねないほどの早さでイニシャライズ機能を解析・無効化してしまった。 何故異世界出身者であるミュカレがこうも容易くドライバーを解析できたのか。 それは聖杯がミュカレに授けた知識と予選での過ごし方に起因する。 マスターに授けられた現代知識によりさして問題なくゴッサムで過ごせたミュカレだがそれだけでは満足しなかった。 セイヴァーを召喚してからもこの世界の科学技術について時間の許す限り知識を吸収していたのだ。 他のマスターがミュカレの知らない科学技術を用いて思わぬ攻撃に出る可能性を予見してのことだ。 戦極ドライバーは先進的な技術が盛り込まれているものの概ね再現されたゴッサム・シティと同様の年代に作られた物だ。 この世界の科学に関する知識をも蓄えたミュカレにとっては僅か数時間で破れる程度のセキュリティに過ぎなかった。 戦極ドライバーの開発者、戦極凌馬は世紀の天才と称しても過言ではないほどの人物ではある。 しかし彼の生きた時間は僅か三十年にも満たない。 転生を繰り返しながら数百年も生き続け、知識を蓄え研鑽を続けたミュカレの経験値には遥かに及ばないと言わざるを得ないのである。 さらに言えば戦極凌馬は死者(サーヴァント)でありミュカレは生者(マスター)である、という差がある。 戦極凌馬は確かにゴッサムに現界してからも生前の発明の改良に努めている。 が、それでも英霊たる彼は既に完結した存在であり、そうであるが故に大きな成長・進歩は見込めようはずもない。 そしてミュカレはどんなに歪であれ今を生きる存在だ。故に彼女には先がある。進歩も成長もできる。 これは死者たる戦極には到底埋めがたい差であった。 「まさかこの短時間で解析してしまうとは…流石は我が主人、というところかな?」 「世辞などいらん。それにこのベルトは製作者にとっては所詮見せ札に過ぎぬ。 本当の切り札をNPCなどに大量に配る馬鹿はおらぬはず。 十中八九、より高性能の上位機種を隠し持っているのだろうさ」 認証機能を解除し、キルプロセスを取り外しても尚ミュカレは気を緩めることはしなかった。 恐らく存在するであろう戦極ドライバーの上位機種をも解析、理解しなければ製作者であるキャスターを上回ったことにはならないからだ。 「とはいえ存外に早くこれを使えるようになったのも確か。ふむ……。 セイヴァー、346プロへ出向くぞ。マスターなりサーヴァントなりを捕捉できれば試運転も出来よう。 無論このベルトだけではなく貴様の試運転も含むがな」 「なるほど、確かに私はまだ他のサーヴァントと戦ってはいなかったか。 無論この私が凡百の英霊に遅れを取るなど有り得ぬ話ではあるが、実際に私がサーヴァントを斃すところを見ていない君が疑問視するのも当然か」 「わかっているのなら結果を出すことだ」 ミュカレは既に、変身せずしてアーマードライダーや所持するロックシードが生成するアームズのあらましをも解析していた。 手にあるのはイチゴのロックシード、アームズウェポンは投擲武器であるイチゴクナイ。 武器ならば既に元帥杖があるが小振りの投擲武装というのは中々に好都合ではあるか。 何より脆弱な肉体は純物理的なダメージに弱く、その弱点を鎧で補強できるというのが良い。 主従共に闘志をふつふつと滾らせながら獲物を探しに大学を出た。 (マスター、朗報だ。探し人を発見した) (その迂遠な物言いはやめろ。何を見つけた?) (例の指名手配犯のヤモト・コキだ。変装しているようだが私の目は誤魔化せない。 加えてサーヴァント反応もある。これは確定と言っていい) (ほう、ならばそこまで我を連れて行け。折角の機会を逃す手もあるまい) (了解した) 索敵そのものにはさほど時間はかからなかった。 先んじて空中に飛んだセイヴァーがRED HOCKとWEST SIDEの堺付近にいるマスターを発見した。 後は語るまでもない。空から一気にヤモトの元まで迫り対峙したのだ。 ハナ・N・フォンテーンスタンドは腰を抜かしただ事態の推移を見守ることしかできなかった。 彼女はこれまでずっと日常に没頭し、聖杯戦争から目を背け続けてきた。 当然ながら戦場に出たことなど一度たりともありはしない。 そもそも自分以外のマスターやサーヴァントに出会ったことさえこれが初めてだ。 故に、魔術師や英霊が放つ殺意、敵意に対してはどこまでも無防備だった。 そしてこの場にいるハナ以外のマスターもサーヴァントも、誰一人としてハナがマスターなどとは思いもしない。 ミュカレとジェダに至っては道端を歩いていたら進路上に小石が転がっていた、という程度の認識しかない。 外出用のコートを着て手袋をつけているために令呪が隠蔽されているのも理由ではあるのだが。 (れ、令呪。令呪でキャスターを……!) キャスター、デスドレインがしたような脅しの領域ではない純度百パーセントの殺気。 修羅場への耐性など無きに等しいハナに生存本能を呼び起こさせるには十分すぎるほどの効果があった。 先ほどのデスドレインとのやり取りでタンクが空になっていなければ、またも失禁していたであろう。 恐怖に慄いたハナは震えながら令呪を使おうとする。 ―――令呪を使って、オレを縛ろうなんて考えるなよ。オレは誰かに命令されたり、縛られるのがこの世で一番嫌いなンだよ ―――もし令呪なんて使ってみろ。殺すから 「あ、ああ…………」 デスドレインの顔が、言葉が何度もリフレインされる。 このままでは殺される。けれど令呪を使ってもきっと自分のサーヴァントに殺される。 何も出来やしない。命がかかったこの状況にあっても、今までと同じように。 ヤモトのニンジャセンスが過去最大の警鐘を鳴らしている。 目の前に初めて敵対的なサーヴァントがいるから、というのも勿論ある。 しかしある意味最大の問題はマスターだ。 ヤモトは過去にもソウカイヤのニンジャと何度も交戦してきたが、あのマスターはその全てを軽く凌駕している。 恐らく自分にインストラクションを授けたシルバーカラスですら分が悪い。 以前助太刀してくれたニンジャスレイヤーでも手こずるだろう。 (アタイは何てイディオットなんだ……) 心のどこかでは慢心があったのかもしれない。 サーヴァント相手ならともかく、マスターの中に曲がりなりにもニンジャである自分を凌ぐ者などそうはいないと思っていた。 だが現実はどうだ。結局自分の役割(ロール)が原因になって圧倒的に格上な主従に捕捉されてしまったではないか。 こんなマスターに引き当てられてしまったランサーへの申し訳無さがこみ上げる。 (ヤモヤモ) (何、ランサー=サン) (ちょっとここは私に任せてくれないかな~。 ほら、ここは俺に任せて先に行けってやつ) (そんなの駄目!アタイも戦うよ) そのランサーが提案してきたのは、あろうことか単独で相手主従と戦うという無謀としか思えないものだった。 当然、そんな命を捨てるような行動に賛同できるヤモトではない。 ランサーの宝具が守りに秀でていることは予め聞いているが、世の中に絶対などというものは絶対にないのだ。 あの主従を相手にしては怪我で済めば御の字だという確信めいた予感がヤモトにはある。 (大丈夫大丈夫、こういうのは慣れてるから。 それにあの子のことはヤモヤモにしかお願いできないかな~って) その言葉にハッとして背後にいる少女を見やる。 彼女はNRS(ニンジャリアリティショック)を受けたモータルめいて腰を抜かしており、明らかに一人で逃げられる状態にない。 この状態の彼女を放置してヤモトたちがイクサを始めれば確実に余波を受けてネギトロめいた死体に早変わりするだろう。 聖杯戦争に何も知らぬモータルを巻き込んでしまったことへの後悔が募る。 けれど、それとて究極的には無視してしまっても構わないはずの問題だ。 要するにランサーはバレバレの建前を使ってでもヤモトをこの場から逃がしたいのだ。 そしてヤモトがあの少女を放っておけないとわかった上で言っている。 実際サーヴァントはランサーが抑えるにしてもあのマスターにヤバレカバレで立ち向かうのはヤバイ。 (……ずるいよ、ランサー=サン) (ごめんね~後で何でも奢るから~) 涙をこらえて踵を返し、少女を抱えて走った。 「ひゃっ!?」 「ごめん、少し黙ってて。舌を噛む」 ニンジャ身体能力を全開にしてただ、走る。 ランサーが考えあって一人で殿を引き受けたようにヤモトにも考えがある。 可能な限り早く、可能な限り離れてから令呪を使ってランサーを呼び戻す算段だ。 とはいえ半端な距離ではあの主従に再び捕捉されて振り出しに戻る結果に終わるのはわかりきっている。 空を飛べる相手のサーヴァントから完全に逃れるには相当の距離を稼がねばならないだろう。 その間にランサーが自分の身代わりになってどれだけ傷つくのか、考えるだけで胸が締めつけられる。 (この人はどうして……) いきなりお姫様抱っこのような態勢で抱えられたハナはわけがわからなかった。 間違いなくマスターである女性―――少なくとも中学生のハナにはそう見える―――は何故自分を助けるような真似をするのだろうか。 きっとそれはハナをマスターではなくNPCと誤認しているからなのだろうが、だとしてもわからない。 マスターとは聖杯を手に入れるために他の全てを蹴落とし勝利へと邁進するものではなかったのか? 何時しかハナを抱えた女性は建造物を巧みに飛び回り今はいくつものビル群を跳躍一つで次々と渡っていた。 あまりにも現実離れした身体能力。人間にこんな真似が出来るはずがない。 これはそう、まさしく――――――忍者の業だ。 「ヒッ……!?」 そこで思い出した。 自分のサーヴァントである、あまりにも悪辣で暴虐の化身としか呼べないニンジャの姿を。 一瞬、女性の姿にあのキャスター、デスドレインが重なる。 体格も性別もまるで違うはずなのに、二人が全く同質の存在であるように見えてしまう。 ハナの怯えを感じ取ったのか、女性がハナへと顔を向けた。 「アタイがコワイ……よね。 安全なところまで逃げたら降ろすから。……あと、巻き込んでごめん」 不思議なことに、女性は今にも泣きそうな顔をしていた。 何故そんな顔をするのかハナにはまるで見当がつかない。 けれど、彼女の泣き顔からはもうデスドレインの影は見えなくなっていた。 ランサーは戦闘態勢に入ったまま不気味なほど沈黙を保つ少女とサーヴァントを睨んでいた。 どちらもヤモトには近づかせないという至上命題がある以上、こちらから仕掛けることは有り得ない。 「セイヴァー、念話が可能な距離は本来1kmもないということだったな」 ふと、マントを羽織った少女が口を開いた。 まるで芝居を演じるように傍らのセイヴァーと呼ばれたサーヴァントが答える。 「ああ、あくまでも君は例外中の例外。 ヤモト・コキもかなりの魔力量も持ち主ではあるが見たところ彼女は本職の魔術師ではない。 今頃はもう念話の範囲外にいると考えて良いだろう」 「では令呪で余計な邪魔を入れられる恐れはなくなったというわけだな」 少女が懐から黒い奇妙なベルトらしき物体を取り出した。 腰に装着すると続けてイチゴの形状をした錠前を取り出した。 「では性能を試すとしよう」 「イチゴ」 起動したのか音声を鳴らした錠前をベルト中央部に嵌め込んだ。 「ロックオン!」 「えっ!?」 すると、空中にファスナーが開いたとしか形容しようがない現象が起きた。 ファスナーが開いた先からは巨大なイチゴが出現し少女に覆いかぶさろうとしていた。 (頭からイチゴを被って……一体何するつもり!?) 初めて見る現象にランサーも驚きを隠せない。 そして悠然とした佇まいでベルト中央にちょこんと付いた剣を倒した。 「イチゴアームズ!シュシュッとスパーク!」 舞い降りたイチゴを頭から被ると姿そのものが変わり、イチゴが鎧として展開された。 変身と呼ぶしかない現象を起こした少女は「…何と趣味の悪い音声か」と呟くと高々と左腕を掲げた。 ランサーは知らないが、これこそ戦極ドライバーで変身するアーマードライダー。 アームズの下の素体は黒影トルーパーのものと同一にデザインされている。 言うなれば黒影トルーパー・イチゴアームズ。 ただでさえ魔術師の英霊に匹敵する魔導を振るうミュカレにアーマードライダーの力が付与された。 「我が従僕に令呪を以って命ず。速やかにランサーを撃滅せよ」 令呪。各マスターに与えられた三回限りの切り札をこんな序盤で使おうというのか。 セイヴァーの持つ魔力とプレッシャーが格段に増したことが伝わってくる。 「セイヴァー、これは貴様への投資だ。 我の魔力提供と令呪を受けて尚サーヴァント一騎討ち果たせぬようならば我がサーヴァントたる資格など無いと知れ。 我はヤモト・コキを追い、これを捕獲する。そこなランサーめの首級を以って自らの価値を示せ」 「承知した。その程度の蛮勇を振るってみせねばどのみち我々が勝ち抜くことなど無理な話だ」 指示を受けたセイヴァーがついに戦闘態勢に入った。 圧倒的不利を通り越して絶望的ですらある状況だが素直に通してやるわけにはいかない。 「悪いけど、行かせないよ!」 「いいや、通らせてもらうとも。行け、セイヴァー」 「承知した」 ミュカレの指示に従い、翼を千切り鎌にしたセイヴァーが強烈な攻撃を見舞った。 ランサーを守護する精霊が防御するも衝撃の重さは無視できるものではない。 セイヴァーに抑えられたランサーを横目にミュカレは一足飛びに民家の屋根へ跳躍。 ヤモトが逃げた方向へと人間の域を大きく上回る俊足で追跡を始めた。 追跡を阻止したいランサーだがセイヴァーに容易く阻まれる。 力が出ない。自分の実力が本来より落とされていることをランサーは今更ながらに感じ取った。 相手の持つ何らかのスキルによってステータスを削がれているのか。 逆に相手は令呪の支援によって本来以上の力を発揮してくる。 これではヤモトを助けに向かうどころではない。 (ごめん、ヤモヤモ。何とか逃げ切って……!) 戦闘力の差は歴然。念話も通じない。 絶望的な戦いが始まった。 【MID TOWN WEST SIDE /1日目 午後(夜間より少し前)】 【ランサー(乃木園子)@鷲尾須美は勇者である】 [状態]健康、対英雄スキルによる能力低下 [装備]無銘・槍 [道具]特筆事項無し [思考・状況] 基本:ヤモヤモ(ヤモト)を元の世界に帰す。 0 . セイヴァー(ジェダ・ドーマ)への対処 1. できればヤモヤモを戦わせたくない。汚れ仕事は自分がする 2. 令嬢のボスを説得して、指名手配を取り下げる。 [備考] ※ランサー(ウルキオラ・シファー)、デェムシュの戦闘を感知しました。 どこまで視認できたかは不明です。 ※多田李衣菜の連絡先と住所を知りました ※ハナをNPCと誤認しています 【セイヴァー(ジェダ・ドーマ)@ヴァンパイアセイヴァー】 [状態]健康、令呪による能力増幅 [装備]万全 [道具]万全 [所持金]私には何の価値もない代物だ [思考・状況] 基本:全ての魂の救済 0 . まずはこのランサー(乃木園子)を救済する 1. この街には良識の欠片もない 2. 果実に浸食されたインベスは何とも哀れだ [備考] ※ヘルヘイムの森とサガラの正体に見当がついています。これをミュカレに教えました。 ※ゴッサムに在住する日本人の姓をそこそこの数把握しています。 ※魂喰いをする際は、NPCをサングェ=パッサーレで破裂させて殺害し、キャスター(デスドレイン)が殺したように見せかけています。 ※ジェダが魂喰いをした際は、アンコクトンは残りません。 ※グラスホッパー団員から情報を収集しました。他にもグラスホッパーについて何か知っているかもしれません。 ※ハナをNPCと誤認しています 【ヤモト・コキ@ニンジャスレイヤー】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [装備]ウバステ、着替えの衣服 [道具] [所持金]極貧 [思考・状況] 基本:生き延びる。 0 .この子(ハナ)を連れて安全な場所まで逃げる 1.令嬢のボスを説得して、指名手配を取り下げる。 2.可能な限り戦いを避ける。 3.ランサーを闘わせたくないが……。 4. 脱出の方法を探すタダ=サンを手伝いたい [備考] ※ 令嬢 の社長の息子を殺した罪で追われています。が、本人に殺害した覚えはありません。 ※ニンジャソウルを宿している為、攻撃に神秘が付加されています。 ただし、ニンジャの力を行使すると他のサーヴァントに補足される危険性があります。 ※バスター(ノノ)の外見、パラメーターを確認しました。 ※多田李衣菜の連絡先と住所を知りました ※現在FORT CLINTON方面へ逃走しています。少なくともランサー(乃木園子)と念話ができる圏外までは離れました。 ※ハナをNPCと誤認しています 【ハナ・N・フォンテーンスタンド@ハナヤマタ(アニメ版)】 [状態]精神不安定(大)、ヤモトに抱えられている [令呪]残り3画 [装備]私服 、外出用のコートと手袋 [道具]特筆事項無し [所持金]三千円程 [思考・状況] 基本 ??? 1.女性(ヤモト)への僅かな恐怖 2.キャスター(デスドレイン)が怖い!怖い! [備考] ※キャスター(デスドレイン)の凶行を認知しています。 ※キャスター(デスドレイン)に対して絶対的な恐怖を抱きました。 強いきっかけが無い限り、デスドレインに令呪を使うことはありません ※セイヴァー(ジェダ・ドーマ)とランサー(乃木園子)を視認しましたがステータスまで確認できたかは不明です 【ミュカレ@アカツキ電光戦記】 [状態]健康、黒影トルーパー・イチゴアームズに変身中 [令呪]残り二画 [装備]イチゴアームズの鎧、元帥杖、イチゴクナイ 、量産型戦極ドライバー、イチゴロックシード [道具]ヘルヘイムの果実(それなり)、マツボックリロックシード [所持金]現金十万程と、クレジットカード [思考・状況] 基本:聖杯戦争、負けるつもりはない 0 .ヤモト・コキを追い捕獲。転生の器とする。ついでに目撃者のNPC(ハナ)も始末する。 1. ヘルヘイムの森の呪縛からも人類を解き放たねばならない 2. 煩わしい事だが、ゴッサム大学には足を運んでやる 3. サフィール教授には会いたくない 4. あの果実は召喚術の補助に利用できそうだが、魔力に関しては魂喰いで間に合っている 5. あの蛇(サガラ)の顔はもう見たくない [備考] ※犬養舜二が聖杯戦争の参加者だろうとあたりをつけています。 ※所持している果実系のロックシードはイチゴです。 ※サーヴァントのいるマスターに転生できないことをサガラから教わりました。 ※ヘルヘイムの森とサガラの正体をジェダから教わりました。 ※グラスホッパーが団員を鎧武者に変身させていることを知りました。 ※グラスホッパーには道具作成に優れたキャスターが噛んでいると見ています。 ※ランサー(乃木園子)のステータスを視認しました。 ※量産型戦極ドライバーのイニシャライズ機能を無効にし、キルプロセスを排除しました ※ハナをNPCと誤認しています ※セイヴァー(ジェダ・ドーマ)がランサー(乃木園子)を討ち取れなかった場合、サーヴァントの乗り換えを検討します BACK NEXT 041 蛇の誘惑 投下順 043 進撃の黒飛蝗 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT 024 イット・メイ・ビー・シビア・トゥ・セイ・インガオホー ハナ・N・フォンテーンスタンド 036 そして完全の世界より―― ミュカレ セイヴァー(ジェダ・ドーマ) 034 The future of four girls? ヤモト・コキ ランサー(乃木園子)
https://w.atwiki.jp/yosiow/pages/771.html
レスラーネーム&プロフィール 【ニックネーム】闘将、千の技を持つ男、東洋の悪魔、秒の殺し屋、カンフーファイター 【入れ替え】OFF 【ショートネーム】ラーメンマン 【間】なし 【ロングネーム】(なし) 【階級】ヘビー級 【性別】男 【出身地】中国 【生年月日】不明(1979年連載時 28歳) 【身長、体重】208cm、130kg レスラーメイク 【構え】ストロング 【身長サイズ】L 【倍率】 拳法着 顔 胸 腹 上腕 前腕 手 太 すね 足 ~ 98% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% その他 顔 胸 腹 上腕 前腕 手 太 すね 足 ~ 98% 100% 100% 85% 105% 100% 100% 100% 100% 【部位、レイヤー】 + 拳法着(アニメカラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 159 204 46 25% LAYER 2 アウター 道着(1) 159 204 46 25% LAYER 3 模様 NJPWロゴA(1) 197 15 15 25% LAYER 4 模様 紋章(3) 0 0 0 25% LAYER 5 模様 タマ模様(3) 0 0 0 25% LAYER 6 模様 ファレ模様(1) 0 0 0 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 197 15 15 25% LAYER 2 アウター 道着(1) 159 204 46 25% LAYER 3 アウター 道着(2) 159 204 46 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 道着 159 204 46 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 忍者服(1) 197 15 15 25% LAYER 2 アウター 道着 159 204 46 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 197 15 15 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 197 15 15 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 197 15 15 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% + 拳法着(原作カラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 197 15 15 25% LAYER 2 タイツ 全身スーツA 255 255 255 25% LAYER 3 模様 NJPWロゴA(1) 197 15 15 25% LAYER 4 模様 紋章(3) 0 0 0 25% LAYER 5 模様 タマ模様(3) 0 0 0 25% LAYER 6 模様 ファレ模様(1) 0 0 0 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 197 15 15 25% LAYER 2 アウター 道着(1) 255 255 255 25% LAYER 3 アウター 道着(2) 255 255 255 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 道着 255 255 255 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 忍者服(1) 197 15 15 25% LAYER 2 アウター 道着 255 255 255 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 197 15 15 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 197 15 15 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 197 15 15 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% + 拳法着(『キン肉マン二世』アニメカラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 197 15 15 25% LAYER 2 タイツ 道着(1) 197 15 15 25% LAYER 3 模様 NJPWロゴA(1) 255 255 255 25% LAYER 4 模様 紋章(3) 0 0 0 25% LAYER 5 模様 タマ模様(3) 0 0 0 25% LAYER 6 模様 ファレ模様(1) 0 0 0 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 0 12 78 25% LAYER 2 アウター 道着(1) 197 15 15 25% LAYER 3 アウター 道着(2) 197 15 15 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 道着 197 15 15 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 忍者服(1) 197 15 15 25% LAYER 2 アウター 道着 197 15 15 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 0 12 78 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 0 12 78 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 0 12 78 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% + 拳法着+蓬髪(『キン肉マン二世』アニメカラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 髪 パーツ80(1) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 内藤哲也(B1) 0 0 0 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 65 56 47 25% LAYER 2 シャツ ベースボールシャツ(1) 65 56 47 25% LAYER 3 シャツ ベースボールシャツ(2) 48 42 36 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 65 56 47 25% LAYER 2 シャツ ベースボールシャツ(1) 65 56 47 25% LAYER 3 アウター 道着(2) 65 56 47 25% LAYER 4 シャツ ベースボールシャツ(2) 48 42 36 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 道着 65 56 47 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アウター 忍者服(1) 65 56 47 25% LAYER 2 アウター 道着 65 56 47 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 65 56 47 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 65 56 47 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 65 56 47 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 244 182 124 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% + 氷上デスマッチ(原作カラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 197 15 15 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE ビルダー2 255 255 255 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー リストバンド 255 255 255 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 グローブ オープンフィンガーB 40 40 40 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 197 15 15 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 197 15 15 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 197 15 15 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% + 2000万パワーズ(原作カラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 模様 サンダー模様 145 145 145 100% LAYER 2 タイツ ワンショルダー(1) 145 145 145 100% LAYER 3 タイツ ワンショルダー(2) 145 145 145 100% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 197 15 15 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE ビルダー2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 肩パットA(1) 145 145 145 25% LAYER 1 アクセサリー 肩パットB(1) 38 40 32 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 197 15 15 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 197 15 15 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 197 15 15 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% + 2000万パワーズ(アニメカラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ ワンショルダー(1) 74 74 74 100% LAYER 2 模様 サンダー模様 23 67 15 100% LAYER 3 タイツ ワンショルダー(2) 74 74 74 100% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン ジャージパンツ 159 204 46 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE ビルダー2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 肩パットA(1) 0 0 0 25% LAYER 1 アクセサリー 肩パットB(1) 147 0 0 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 グローブ オープンフィンガーB 40 40 40 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 159 204 46 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 159 204 46 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 159 204 46 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ シューズA(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ レガースA(1) 75 75 75 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 75 75 75 25% LAYER 4 シューズ アマレス(3) 75 75 75 25% + 昇龍胴着(王位争奪編アニメカラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 48 48 48 25% LAYER 2 模様 サンダー模様 130 124 0 25% LAYER 3 タイツ ワンショルダー(1) 220 13 90 25% LAYER 4 タイツ ワンショルダー(2) 220 13 90 25% LAYER 5 タイツ 女子セパレートB(1) 130 124 0 25% LAYER 6 タトゥー トライバルタトゥー(1) 48 48 48 25% LAYER 7 タトゥー トライバルタトゥー(2) 48 48 48 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 シャツ ベースボールシャツ(1) 48 48 48 25% LAYER 2 ベルト 女子ベルト 220 13 90 25% LAYER 3 ズボン ジャージパンツ 130 124 0 25% LAYER 4 ズボン 女子ローライズA 48 48 48 25% LAYER 5 ベルト ベルトB 220 13 90 25% LAYER 6 模様 迷彩模様(2) 48 48 48 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE ビルダー2 255 255 255 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 腕サポーターA(1) 220 13 90 25% LAYER 2 アクセサリー リストバンド 220 13 90 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 48 48 48 25% LAYER 2 スパッツ 斑模様S(2) 220 13 90 25% LAYER 3 スパッツ 裾ラインA模様S 130 124 0 25% LAYER 4 ショートスパッツ 傷模様SS 220 13 90 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 48 48 48 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 48 48 48 25% LAYER 3 模様 傷模様 220 13 90 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 220 13 90 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 255 255 255 25% + 昇龍胴着(王位争奪編原作カラー) 【肌の色】 統一する 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ72(1) 237 162 147 25% LAYER 2 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 3 ペイント パーツ545(3) 109 109 109 25% LAYER 4 ペイント パーツ286(4) 64 22 22 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 【胸】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 タイツ 全身スーツB(1) 57 154 122 25% LAYER 2 模様 サンダー模様 109 168 114 25% LAYER 3 タイツ ワンショルダー(1) 220 59 25 25% LAYER 4 タイツ ワンショルダー(2) 220 59 25 25% LAYER 5 タイツ 女子セパレートB(1) 109 168 114 25% LAYER 6 タトゥー トライバルタトゥー(1) 57 154 122 25% LAYER 7 タトゥー トライバルタトゥー(2) 57 154 122 25% 【腹】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 シャツ ベースボールシャツ(1) 57 154 122 25% LAYER 2 ベルト 女子ベルト 220 59 25 25% LAYER 3 ズボン ジャージパンツ 109 168 114 25% LAYER 4 ズボン 女子ローライズA 57 154 122 25% LAYER 5 ベルト ベルトB 220 59 25 25% LAYER 6 模様 迷彩模様(2) 57 154 122 25% 【上腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE ビルダー2 255 255 255 25% 【前腕】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子S2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 腕サポーターA(1) 220 59 25 25% LAYER 2 アクセサリー リストバンド 220 59 25 25% 【手】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% 【太腿】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子M2 255 255 255 25% LAYER 1 ズボン 道着 57 154 122 25% LAYER 2 スパッツ 斑模様S(2) 220 59 25 25% LAYER 3 スパッツ 裾ラインA模様S 109 168 114 25% LAYER 4 ショートスパッツ 傷模様SS 220 59 25 25% 【すね】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 男子2 255 255 255 25% LAYER 1 アクセサリー 女子ソックス 57 154 122 25% LAYER 2 ズボン 忍者服(1) 57 154 122 25% LAYER 3 模様 傷模様 220 59 25 25% 【足】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 人間2 255 255 255 25% LAYER 1 シューズ カンフー(1) 255 255 255 25% LAYER 2 シューズ カンフー(2) 220 59 25 25% LAYER 3 シューズ シューズB(2) 255 255 255 25% + 口をペイントパーツでなく開閉する口を使う場合 【顔】 レイヤー カテゴリー パーツ 色 ハイライト BASE 顔697-2 255 255 255 25% LAYER 1 マスク パーツ595(3) 180 123 112 25% LAYER 2 マスク パーツ34(1) 237 162 147 25% LAYER 3 ペイント サブパーツ73(1) 0 0 0 25% LAYER 4 マスク パーツ220(7) 0 0 0 25% LAYER 5 マスク パーツ145(4) 0 0 0 25% LAYER 6 髪 パーツ693(9) 0 0 0 25% LAYER 7 髪 サブパーツ17 206 53 22 25% 以下、身体のパーツは各コスチュームを参照 スキル 【レスラーランク】A 【カリスマ】B 【ファイトスタイル】パンサー 【返し技】ジュニア 【クリティカル】必殺 【特殊スキル】見切り 【回復力(通常 流血)】普通 普通 【呼吸法(通常 流血)】普通 普通 【精神力(通常 流血)】普通 普通 【耐久度(首 腕 腰 脚)】普通 普通 普通 普通 【移動速度】速い 【コーナーへの上り方】上れる 【コーナー上昇速度】やや速い 【打撃応酬】する 【好みの凶器】無し 【テーマ曲】『カンフーファイター』(こおろぎ'73) 【かけ声1 2】日本人7-11 日本人7-14 技装備(★がついているのは比較的使用頻度の高い技) + 通常 必殺技 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 倒れ込み肩車フェイスバスター 九龍城落地 バック組み大技(フェイスバスター) 相手を肩車した状態で上空から真っ逆さまに落下する技 得意技 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 レッグラリアート 稲妻レッグラリアート 走り(キック) 走り込んで相手の喉元にスネを当てる飛び蹴り 片足ミサイルキック 烈火太陽脚 ポスト飛び(キック) 片足の跳び蹴り 前方回転ミサイルキック 心突錐揉脚 ポスト飛び(キック) 両足をそろえて錐揉みしながらの飛び蹴り 骨法流掌打 空手殺法 ”死の舞い” 組み中技(張り手) 左右の掌底を高速で連打する技 カンガルーキック 飛翔龍尾脚 バック返し(キック) 後方の相手を両足で跳ね上げるように蹴りつける技 拷問キャメルクラッチ キャメルクラッチ うつ伏せ頭(ストレッチ) うつぶせの相手の背にまたがり、顎を両手で抱えて状態を反らせる技 通常技 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ジャブ 立ち小技(パンチ) ストレート 立ち小技(パンチ) キック 立ち小技(キック) ローキック 立ち小技(キック) 裏拳 立ち中技(パンチ) 上段蹴り 立ち中技(キック) ★ローリングソバット 立ち中技(キック) ノータッチヘッドバット 立ち中技(ヘッドバット) 振り抜きストレート 立ち大技(パンチ) 上段飛び後ろ回し蹴り 立ち大技(キック) ドロップキック 立ち大技(キック) ジャンピングハイキック 立ち大技(キック) 延髄斬り 立ち大技(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ジャンピングフロントハイキック 走り(キック) ゼロ戦キック 走り(キック) フライングニールキック 走り(キック) フォームはゼロ戦キックに近い ジャンピングネックブリーカードロップ 走り(ネックブリーカー) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 吹っ飛ばしドロップキック 対角線中央(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 スワンダイブミサイルキック 場外エプロンから内(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 中段蹴り 組み中技(キック) スピンキック 組み中技(キック) ブレーンバスター 組み中技(ブレーンバスター) ネックハンギングツリー 組み中技(首関節技) 抱え式バックドロップ 組み中技(スープレックス) パイルドライバー 組み中技(パイルドライバー) フランケンシュタイナーホイップ 組み中技(ホイップ) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 袈裟斬りチョップラッシュ 組み大技(チョップ) 高速マシンガンキック 組み大技(キック) ブラジリアンキックラッシュ 組み大技(キック) 原型シャイニングウィザード 組み大技(キック) ブルドッキングヘッドロック 組み大技(フェイスバスター) オクラホマスタンピート 組み大技(胴体叩きつけ) フィッシャーマンズスープレックス 組み大技(スープレックス) フロントネックロック 組み大技(首絞め技) カナディアンバックブリーカー 組み大技(バックブリーカー) 噛みつき 組み大技(反則技) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 抱え式バックドロップ バック中技(スープレックス) スリーパーホールド バック中技(首絞め技) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 オーバーヘッドキック バック返し(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ストンピング(顔面) 仰向け頭(キック) 暴獣口蓋捻り(口の中に爪先を捻じ込む) ストンピング(腹) 仰向け頭(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ニードロップ(首) うつ伏せ頭(キック) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ロメロスペシャル うつ伏せ足(複合関節技) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ガードポジションエルボーパット ガード攻撃(エルボー) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 両手上げ パフォーマンス 勝利時 拳突き上げ パフォーマンス 勝利時 カンフーポーズ パフォーマンス 勝利時含む + モンゴルマン時使用技(二世、二世タッグ含む)) 通常技 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 トラースキック 立ち中技(キック) 二世 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 フライングクロスチョップ 走り(チョップ) クローズライン 走り(ラリアット) スーパードロップキック 走り(キック) フライングショルダーアタック 走り(タックル) 人工衛星ヘッドシザースホイップ 走り(ホイップ) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 サイドスープレックス 組み中技(スープレックス) シュミット式バックブリーカー 組み中技(バックブリーカー) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 デスバレーボム 立ち中技(後頭部叩きつけ) 二世タッグ、20ミリオンアバランチクラッシュ(ツープラトン)で使用 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ヒップドロップ 仰向け頭(押込)(ボディプレス) 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ガードポジションモンゴリアンチョップ ガード攻撃(チョップ) 二世タッグ ガードポジションヘッドバット ガード攻撃(ヘッドバット) 二世タッグ 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 三角絞め ガード返し(首絞め技) 二世タッグ + 『キン肉マンⅡ世』での追加技(『キン肉マン』で使用している技は省略) 通常技 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 ラ・ケブラータ ロープ際場外(ボディアタック) 作中では場内へのケブラータ 技 作中の技名 技の種類(カテゴリー) 備考 膝十字固め 仰向け足(足関節技) 解説 中国出身のカンフーファイター。初期には残虐超人として登場したが後には正義超人に欠かせない実力派として活躍した。 ウォーズマン戦で脳を負傷してからは霊命木のマスクと肉襦袢を着用して蒙古出身のモンゴルマンを名乗って戦った。 『キン肉マン二世』ではキン肉万太郎の師匠として格闘技の基礎を教えた。また年齢を重ねても若手超人を圧倒する変わらない技の冴えを見せた。 「九龍城落地」は王位争奪編から使用されたフィニッシュホールド。 相手を肩車したままジャンプして頭から真っ逆さまに落下する技。 「キャメルクラッチ」は残虐超人時代からの必殺技。 うつ伏せになった相手の背中にまたがって両手でアゴをクラッチし、身体を海老反りにする技。 初登場時はブロッケンマンをこの技で真っ二つにした。 モンゴルマン時は正体を隠すためにこの技の使用を控え、レッグラリアートを得意技としていた。 「空手殺法 ”死の舞い”」は両手で掌打や手刀を連続で叩き込むコンビネーション。 「功夫殺法 ”死の舞い”」と表記されることもある。 「烈火太陽脚」「心突錐揉脚」「飛翔龍尾脚」は試合の要所で決める飛び蹴り。 それぞれ片足での跳び蹴り、錐揉み式のドロップキック、カンガルーキック。 ASINが有効ではありません。
https://w.atwiki.jp/tokaiindex/pages/778.html
とうかいラーメンどう【東海ラーメン道】 概要 ゲイン発行のラーメン店紹介のムック。
https://w.atwiki.jp/wiki9_ra-men/pages/4106.html
食べた日:2012/2/14 『長町ラーメン』で「長町ラーメン煮玉子入り」(650円)を。 12.2.14%20%92%B7%92%AC%83%89%81%5B%83%81%83%93%81%40%92%B7%92%AC%83%89%81%5B%83%81%83%93%8E%CF%8B%CA%8Eq%93%FC%82%E8%2023%94t%96%DA.JPG 12.2.14%20%92%B7%92%AC%83%89%81%5B%83%81%83%93%81%40%92%B7%92%AC%83%89%81%5B%83%81%83%93%8E%CF%8B%CA%8Eq%93%FC%82%E8%82%CC%92%E1%89%C1%90%85%8D%D7%96%CB.JPG ふとした時にムショウに食べたくなる、こちらの醤油ラーメン。 あっさりの醤油スープは、昔ながらの雰囲気を感じさせる哀愁あふれる味わいながらも、他のお店とは一線を画した独自性も感じられます。 加水の低いボソッとした喉越しのストレート細麺とも相性抜群です! 昔ながらの中華そば的なラーメンを出すお店は、スープと麺が美味しくても、具が弱い場合が多いですが、こちらのお店は具もハイレベル。 スパイスとハーブを巻き込んだバラロールチャーシューは、煮るのではなく蒸し上げているので、肉の旨味が逃げず生きています。 こちらのウリの一つでもあるとろ~り半熟の煮玉子も絶品です! 相変わらずのしみじみ旨いラーメンでした♪ ちなみに2月20日(月)~23日(木)までは、ガスレンジ工事の為、臨時休業となるので、行く予定の方は気を付けてください。 住所:仙台市太白区向山4-26-19 by hiro (2012年 23杯目) いや~旨そうですね!! 昔の実家が近いもので学生の時に親によく連れられて行ってました! 久々に行くことを決めました♪笑 -- さっとん (2012-02-16 12 10 57) さっとんさん、長町ラーメンさん、「懐かしい感じなんだけれども、ここでしか食べれない味」にハマっております! ここのラーメンを食べれば食べるほど、こちらのお店が長く繁盛店でいれる理由が分かってくるような気がします。 本文にも書きましたが、2月は20日~23日の間、臨時休業になるので行く際は気を付けてください。 -- hiro (2012-02-16 12 42 24) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shakemid/pages/422.html
技名 EMPEROR/やまびこ返し 演技者 EMPEROR/やまびこ返し 出典 ポプラ社 けん玉の技百選 p.87 説明 右手に玉、左手にけんを持って構えます。けんを離し、体の右横より若干後ろ気味に振り出します。その後、体の前に来るまで振り子運動を行い、そこから横はねけんのように横回転をさせて玉でけんを受けます。 備考 右利きを前提とした説明です。左利きの方は左右を読み替えてください。 私のやり方はSHIMATCHさんと少し異なります。振り出すときに意図的にスピンはかけません。かけるとしても1回転飛行機と逆向きです。動きを最小限に抑えてけんを受ける確率を上げる工夫をしているうちにこのやり方が身につきました。ただし、宇宙遊泳等からやまびこ返しを行うにおいては、このやり方は通用しません。 タグ まわし やまびこ返し コメント 名前
https://w.atwiki.jp/ra-menn/pages/336.html
エネルギー 392 kcal たんぱく質 7.7 g 脂質 18.0 g 炭水化物 49.9 g ナトリウム 2.2 g
https://w.atwiki.jp/8ramen/pages/140.html
閉店しました 所在地 八王子市散田町5-12-2 地図 HP TEL 042-667-8125 営業時間 平日 11 30-14 30 17 00-21 00 土日 11 30-21 00 定休日 木曜日 駐車場 あり(4台程度) 備考 2007年12月オープン。 サイトの他に掲示板もあり。 コメント(このページはIPアドレス監視中です。またURLを含むコメントを書き込めません。) 閉店した店舗ですので移転、再開等の書き込み以外はお控えください。 注意:このページにはURLを含むコメントを書き込めません
https://w.atwiki.jp/yu-gi-oh-2chdic/pages/725.html
カップラーメン(かっぷらーめん) カップラーメンとは遊戯王5D sを代表する食べ物の一つ。 本稿ではカップ麺についても語る。 ジャック・アトラスとイェーガー(ついでに遊星も)が好きな食べ物。 ジャック・アトラスはピリ辛レッドデーモンズヌードルという商品の広告収入で一応収入を得ている。(その代わりそれをすべてカップラーメンにそぎ込むので結果的にプラスマイナスゼロである。) ジャックや遊星はマーサからもらったカップラーメンが生まれて始めてのご馳走だったので大好物になった。 イェーガーは貧しいサーカス時代に母親に食べさせてもらった家庭の味だからだそうだ。 以下本編で発売されていたカップ麺 ピリ辛レッドデーモンズヌードル 超HOT KING NOODLE 激甘おしるこヌードル 黄色いイタチ(復刻版あり) またカップラーメンマンというキャラクターが存在する。 当初は遊星たちが作ったキャラクターだと思われていたが、実はきちんと別に存在していて、イェーガーが監修した詰めライディングの対戦相手のポリゴンとして登場した。 (なお彼は途中でドMに目覚めた。)
https://w.atwiki.jp/srwkdm/pages/176.html
26代目スレ 2008/10/30(木) 【バス停】 ゼラド「クリハ、ほんとどこ行っちゃったんだろ。 イケブクロ餃子スタジアムにもいなかったし」 レイナ「え、あんたあれ、クリハ探してたの? 普通に餃子食べてただけじゃない」 ゼラド「餃子食べて、クリハ探して、クリハ探して、餃子食べて、 餃子を食べつつもクリハを探して、でも見つからないから餃子を食べて」 レイナ「はいはい、もういいから、急ぎましょ。 夜行バスが遅れちゃったから、大遅刻よ」 ゼラド「もうお昼過ぎだよ。 どうせ大遅刻なんだから、のんびり歩いて行こうよ」 レイナ「あんたはもう、ほんとのんびりしてるんだから」 チャリーン チャリーン チャリーン レイナ「あら、なにかしらあの人だかり」 ゼラド「わ、いい匂い! ちょっと行ってみようよ!」 レイナ「あっ、もう、あんたは、ちょっと、待ちなさい!」 【店先】 マリ「なに斬るかわかんないよ。見えないんだからさ」 チャキーン! ゼラド「マリちゃんだ」 レイナ「そういえば前に座頭市役やってたけど、 なんでいま『ICHI』ごっこなんかしてるのかしら」 ゼラド「わっ、すごい! 目ぇつむったままニンジン放り投げて、ラーメンの上に落ちたときにはもう切れてる!」 レイナ「よく見なさいよ、あれ、最初からニンジンに切れ込み入ってるのよ。 落ちたときのショックでバラバラになってるだけよ」 ゼラド「マリちゃん、なんであんなパフォーマンスしてるんだろう」 ヴィレアム「ゼラド! こんなところにいたのか!」 ゼラド「あれ、ヴィレアムくん?」 レイナ「なんでこんな時間に外いるのよ。学校は?」 ヴィレアム「その店に近づいちゃダメだ、こっちへ!」 ゼラド「え、なに? なにぃ?」 【ラーメン屋 エスタブリッシュメント】 ルナ「おお、ゼラドが着いたか」 キャクトラ「待ちかねておりました」 ゼラド「ルナちゃん? なんでラーメン屋なんてやってるの?」 ヴィレアム「なにいってるんだよゼラド。 社会科と家庭科の実習で、生徒たちの手で実際にラーメン屋を経営するって、 先週から決まってたじゃないか」 ゼラド「え、そうだっけ?」 ルナ「お主たちがいなかった午前中の間に、 班分け、店舗の準備、メニュー決め、食材の仕入れなどは済ませておるぞ」 レイナ「あたしたちほんの半日いなかっただけなのに、 短期間でどんだけ作業進んでたの!?」 トウキ「オーダー入りましたぁ、中華そば一丁ーっ」 スレイチェル「承知!」コトン ゼラド「わ、わ! これがルナちゃんたちの店のラーメン?」 レイナ「でも、ずいぶん地味じゃないですか? 具はネギがひとつまみだけだし、 スープだってなんか少ないし」 スレイチェル「フフ、そういうなら、少し試食してみるか」コトン コトン ずるずるずるずる ゼラド「わっ!」 レイナ「あら」 ゼラド「凄い凄い! このスープ、味わい豊かなのに、口に入れた感じが凄くサラサラしてる! これ、お魚さんでダシ取ってるんですよね? でも生臭さが全然ないし、ヤな後味もない!」 レイナ「麺の歯ごたえがすごいプチプチしてるじゃない! この麺、この麺! なんかもう、ハンパなく美味しいんですけど!」 スレイチェル「フフフ、我らが『エスタブリッシュメント』では、 麺そのものの味で勝負している! 極限まで研ぎ澄ました麺にとって、もはやスープや具はノイズに過ぎないのである!」 ルナ「スープは大量の煮干しとサバ節だけでダシを取っておるのだ。 具は少ないから、価格を安く抑えられる」 キャクトラ「一食あたりの利益は少なくなってしまいますが、 3交代制で24時間営業にすることでカバーしています」 ヴィレアム「時間帯によって客層が変わるから、朝昼晩で別々のメニューを用意しているんだ。 ゼラドたちが食べたのは昼メニューで」 ルナ「夜は家族連れに向けて、 ネギ、モヤシ、味玉、チャーシュー、のり、ワカメ、角煮、ワンタンなど、 トッピングをお客さまのお好みで選択していただくことによって、 老若男女、幅広い客層に対応できるシステムにしているのだ」 トウキ「子供用の小鉢なんかもあるんだぞ」 レイナ「でも、朝っぱらからラーメン食べるひとなんているの?」 ルナ「最近は『外朝族』といって、 朝早くに家を出て会社近くで朝食を摂るサラリーマンが増えておるのだ」 ランディ「でも、やっぱり朝からラーメン食べる人はなかなかいないから、 この春雨を出してる。 緑豆製の麺は低カロリーでもきっちり元気に出るんだぞ。 1日1食を春雨に変えるだけでも血圧、血糖、中性脂肪、 高比重リポ蛋白の数値が改善されて、メタボ対策に最適なんだ」 ゼラド「Pちゃんくん、全然太ってないのに、 なんでそんなにメタボ気にしてるの?」 ランディ「どうだ? レイナも春雨食に切り替えてみないか」 レイナ「なんで迷うことなくあたしに勧めるのよ」 ランディ「見りゃわかるよ。 お前もマキネからデブ養成メニューを課せられてるんだろ?」 レイナ「見りゃわかるって、どういう意味よ!」 ゼラド「そっかぁ、じゃ、マリちゃんが大道芸やってたのも、 お客さん呼び込むためだったのかなあ?」 ルナ「ハザリアのところか」 キャクトラ「あの方たちの話は、聞きたくありません!」 ゼラド「どうしちゃったの?」 スレイチェル「なにで釣ったのかわからないが、向こうはマーズを引っ張り込んだ」 トウキ「駅前の一等地に店構えてるけど、 地上げ同然のやり方で強引に巻き上げたっていうぜ?」 ルナ「下衆な見世物で客を呼び込み、出すラーメンたるやとんでもない粗悪品だと聞く!」 ランディ「メニュー見たけど、カロリーのことなんかまったく考えてなかったよ」 キャクトラ「値段も不自然に高いのです!」 スレイチェル「しょせん、彼らは儲けのことしか頭にないのである」 ルナ「我欲を満たすためならなんでもやる、とんだ無法者どもだ!」 ヴィレアム「残念だけど、もうあいつらを仲間とは思えないよ」 ルナ「あのような者たちに負けるわけにはいかぬ! さ、ゼラドたちも厨房へ!」 ゼラド「ちょっと、ちょっと待って! ハザリアくんたち、ほんとにそんなことしてるの!?」 ルナ「そう聞いておる」 ゼラド「でも、見てみないとほんとかどうかわかんないよ。 わたし、ちょっと行ってくる!」 ルナ「待て、ゼラド!」 キャクトラ「危険です! あちらには口の達者な人間が揃っています! うっかりすると丸め込まれてしまいますぞ!」 レイナ「心配しないで。あたしも付き添うから」 【ラーメン屋 ぶっちぎりアウトサイダーズ】 マリ「なにトッピングするかわかんないよ。見えないんだからさ」 ユウカ「あたっし♪ もっと遊んで♪ もっと愛されったいわぁ~♪ イイ子ちゃんなんて 気取れない♪ ゾクゾクしたい♪ そぉれがリアルでしょ~ぉ~♪」 マキネ「まずはあんたの腹に刻みネギと背脂を刻み込む! アハハハハ! そう、それだよ! まさに至福のネギ盛り背脂豚骨ラーメン!」 ワアァァァァァッ! ゼラド「うわー、すごい」 レイナ「ほんと、派手ねえ」 マリ「ア、ゼラドじゃないか。どこ行ってたんだ」 ゼラド「マリちゃん、あの、ちょっと訊きたいことがあるんだけど」 レイナ「この店なんだけどさ」 マリ「ああ、それならハザリアに訊いてくれ。 厨房にいると思うから」 【厨房】 バシーン! バシーン! ハザリア「麺はこちらでばんばん打っていく! 貴様らはとにかく客を呼び込め! 歌え! 踊れ! 騒げ! 繁殖期の昆虫のようにきらびやかに! 店に引っ張り込めさえすればこちらのものだ! たちどころにこの麺の虜にしてくれる!」 バシーン! バシーン! ハザリア「カノウ兄弟の、まんまとアキモトヤスシのカモになってる方は もっと腰を入れて麺を打たんかぁっ! カネが必要なのだろうが貴様は、ああ!」 ミナト「うぅっ! AKB48の新曲『大声ダイヤモンド』! 通常版はアナザージャケットが19種類! イベント版の特典ナマ写真は全90種、 でもCD一枚買って付いてくるのはランダムで1枚だけ・・・・・・っ! 教えてくれ、俺はいったい何枚『大声ダイヤモンド』を買えばフルコンプできるんだ。 フィリオ先生は最低でも160枚前後とかいってる・・・・・・っ!」 ゼラド「CDは、1枚買えば十分だと思うよ?」 レイナ「えげつない商売してんのね、AKB48は」 マーズ「やーもー、タイホしていーレベルのアコギさだと思うけどねー、おれぁー」ガチャンガチャン ゼラド「あ、マーズくん、ちょうどよかった」 レイナ「この店、とんでもなく手ぇ抜いたラーメン出してるって聞いたんだけど」 ハザリア「アホを抜かすな。 手を抜いて麺を手打ちをするなど、むしろ難しいわ!」 ゼラド「それもそうだよね」 レイナ「ずいぶんいいところに建ってるけど」 マーズ「あー、FXにハマってた経営者がトンじまってねー、 おれが空きテナントをカンリしてたの。 ここ最近の景気じゃ、どーせとーぶん借り手は付かねーし、 遊ばせとくのももったいねーから、こちらさんに安く貸してんだよー」 レイナ「地上げしたって聞いてたけど?」 マーズ「カンベンしてよー。 なーんでそんな、人件費かかる上にリスクのたけー違法行為しなくっちゃなんねーのさ。 物件ぶん取りてーんなら、法律をタテに合法的にぶん取るよー、おれぁー」 レイナ「うん、もう一段タチが悪かった」 ゼラド「でも、ラーメンの値段がずいぶん高いみたいだけど」 ハザリア「フカヤのネギ! カゴシマの黒豚! サンリクのワカメ! ミヤザキの地鶏! ホッカイドーの海老、カニ、コーン! いずれも俺が全国を行脚し厳選した産地直送の食材を使っておるのだ。 それなりの値段はする!」 マーズ「でもさー、スレイチェルちゃんがヨソに取られちまってるイジョー、 味じゃ一歩及ばねーでしょ? だから、当『ぶっちぎりアウトサイダーズ』じゃー、 クーカンを含めた、ソーゴーテキな『食のエンタテイメント』をゴテーキョーしておりまーす。 外食するゼッタイ数が減っちまってるこのご時世、 キチョーな一食一食を面白おかしく過ごしてもらおーとゆーコンセプトさ」 ハザリア「舞台演出で培った俺の腕の見せ所だ。 まずは、盲目の女剣士がメクラ滅法に剣を振るってトッピングしているというテイの、 『メクラ剣法ラーメン』!」 マリ「だから、放送禁止用語はやめろって」 ハザリア「トマトやミルクなど洋風の食材を取り入れた『SCANDALラーメン』!」 ユウカ「レシピ自体がスキャンダール♪」 ハザリア「ガッツリ行きたい肉体労働者向けに、 『肉体に豚骨と刻みネギと背脂を刻み込むラーメン』!」 マキネ「うっ、うっ、体育祭のときは屁の役にもたたなかったハザリアが」 ハザリア「厨房で屁とかいうでない!」 ミナト「なあ、俺が考案した、『乙女パスタに感動ラーメン』は?」 ハザリア「あんなゲテモノ、客に出せるか」 ミナト「ペペロンチーノにチーズ入れたっていいだろぉ~!?」 ハザリア「カノウ兄弟の、AKB48破産は時間の問題の方に接客させるわけにはいかんから、 裏方で麺打ちに専念させておる」 レイナ「そこはちょっとヤな要素ね」 ゼラド「えぇっと、あれぇ~? 話が違ってるなぁ~?」 レイナ「ぱっと見ゲテモノだけど、けっこうちゃんと考えられてんのね」 ハザリア「どこのどいつだ、事実無根の風評をばらまいておるのは」 ゼラド「えっと、ルナちゃんたちから聞いたんだけど」 ハザリア「チッ、見下げ果てた連中だ」 マリ「ほんとに、変わっちゃったんだな」 ユウカ「ネガティブキャンペーンなんて、やってくれんじゃない、あのプリンセスも」 ミナト「向こうは、竜巻亭のブランドイメージの上にアグラかいて殿様商売してんだよ」 マキネ「スッカスカの貧乏くさいラーメン出しちゃってさ!」 マーズ「値段がミョーに安いのも不自然だねー。 チューゴク産使ってんじゃねーのぉー? 信じらんねー! このご時世にチューゴク産食材食わせるなんざぁー、 お客サマに死ねってゆってるよーなもんじゃねーの!」 マリ「無理に24時間営業にして、店員を奴隷みたいにこき使ってるっていうし」 ハザリア「腐敗した権力者ほど醜悪なものはない! この俺が粛正してくれるわ! さぁ、なにをしておる! 貴様らもさっさと着替えて戦列に加わらんか!」 ゼラド「待って、待って! わたしたち、ハザリアくんたちの班じゃ」 ハザリア「なんだと! すると貴様ら、ルナめらの手の者か!」 ゼラド「違う! 違うよ! わたし、スパイなんて!」 レイナ「あたしたちちょっと遅れてて、 OG町でこんなラーメン戦争勃発してること自体知らなかったのよ!」 ハザリア「ええい、黙れ、黙れよ! 貴様ら、いったいどちらの味方だ!」 ???「どちらでもないでやんすカァー!」 ハザリア「なにやつっ!?」 暗黒鳥人の子(♂)「昔の学園ドラマ風新聞部員、暗黒鳥人の子(♂)! そしてそのお二人は、あっしの同僚でやんすカァー!」 レイナ「なぜ語尾に『カァー』と!?」 ハザリア「なんだ、取材か。黙っているとは、貴様らもひとが悪い」 ユウカ「シークレットで取材なんて、ミシュランチックなのね」 ゼラド「え? ええと」 暗黒鳥人の子(♂)「さ、編集会議が始まるでやんすカァー」 【学校】 暗黒鳥人の子(♂)「やれやれ、危ないところだったでやんすカァー。 袂を分かったとはいえ、元部長になにかあったら、 あっしの現場記者魂に傷がつきますカァー」 ゼラド「そっか、レイナも諜報部っていう名前の新聞部だったよね」 レイナ「こんなカァーカァーいう暗黒鳥人知らない」 暗黒鳥人の子(♂)「元部長の諜報は、個人情報暴き立てて喜んでるっていうか、 ただの覗き趣味っていうか、あっしのポリシーにそぐわなかったんでやんすカァー。 あっし、報道というものは真実をまっすぐに切り拓くものだと心得ているでやんす!」 ゼラド「なにげに熱い記者魂の持ち主だ!」 レイナ「あんたさっきから元部長元部長って、 あたしの方が邪道みたいにいわないでよ!」 ゼラド「ところで、どこに行くの?」 暗黒鳥人の子(♂)「もう着きましたでやんすカァー。こちらへ」 カラカラカラ 【新聞部の部室】 ???「待ちかねていました」 ゼラド「あっ、あなたは一体!」 レイナ「なにその、いまにも絶対遵守のなんかを発動させそうな仮面」 ???「汁のカリスマ、とでも名乗っておこうかしら」 ゼラド「ごく。その仮面の下にはどんな素顔が!」 レイナ「ああ、はいはい、わかんないわね。 ミスターブシドーの正体並に謎に包まれてるわね」 ゼラド「やけにツルンとした感じの胴当ての下には、なにが隠されているんだろう!」 レイナ「たぶん、なにも入ってないと思うわよ」 汁のカリスマ「いま、OG町はラーメン戦争の渦中にあります」 ゼラド「いったいどうなってるの? なんでみんな、あんなにいがみ合ってるの?」 レイナ「普段から仲良しじゃなかったけど、あの様子はちょっと異常よ」 汁のカリスマ「この混乱を消し止められるのは、あなたたちだけだと思います」 ゼラド「わたしたちが? どうして」 汁のカリスマ「バランスとカオスは表裏一体、 エントロピーの増大が世界に平穏をもたらすこともあるのよ」 ゼラド「なにがなんやらわかんない!」 汁のカリスマ「暗黒鳥人の子(♂)さん」 暗黒鳥人の子(♂)「がってん承知の助! カァ!」 カラカラカラ ゼラド「これって、屋台! ラーメンの屋台なの!?」 レイナ「まさか、あたしたちにもラーメン屋やれっていうの?」 汁のカリスマ「ほかに手だてはありません」 レイナ「や、もうちょっと、ほかにあるでしょ?」 ゼラド「でも、わたしは食べるの専門だし、 レイナだって、とてもお客さんに出せるほどお料理上手くないよ」 レイナ「ああ、はいはい、申し訳ありませんでした!」 汁のカリスマ「心配は無用です。これを」カサッ ゼラド「これは!」 汁のカリスマ「頼みましたよ・・・・・・、汁の勇者たち!」 ゼラド「待って! あなたは一体!?」 レイナ「あんた本気でわかんないの!?」 汁のカリスマ「わたしは汁のカリスマ。創汁の芸術家」 【校庭】 レイナ「それ、なに渡されたの?」 ゼラド「レシピだよ。 セイヨウサンザシ、ホンオニク、ローヤルゼリー、ナルコユリ、 ドクダミ、ウナギ、マグロの目玉、セロリ、ムカデ、イモリ、マムシ・・・・・・! これでなにができるか皆目見当もつかないけど、きっとものすごくマズくなるよ!」 レイナ「汁ね。あたしの予想だと、 すごくマズいけど健康効果はバツグンな汁ができる」 ゼラド「つまり、いまさら美味しいラーメン作ろうとしてもどうせ無理だから、 逆に、究極にマズいラーメン作れっていうことだよ!」 レイナ「そんなことして、なんの意味があるのよ」 ゼラド「きっとなんかあるよ!」 レイナ「ねえ、あんた、あんな胡散臭い仮面かぶったのを、なんで信じられるの?」 ゼラド「どうしてなんだろう。不思議なの。 あの仮面のひと、初めて会うはずなのに、ずっと昔から知ってたような気がする」 レイナ「はいはい、奇遇ね。 あたしなんか、幼稚園に入る前から知り合いだったような気がするわよ」 ゼラド「よし! じゃあいまから仕込みに入って、 明日の朝から早速屋台を出そう!」 暗黒鳥人の子(♂)「あっしも助太刀いたしますカァー! チラシとかめっさ刷ってくるでやんすカァー!」 ゼラド「暗黒鳥人の子(♂)くんは、どうしてわたしたちに協力してくれるの?」 暗黒鳥人の子(♂)「嬉しいから、でさぁ。 あっしはこんな身体で生まれちまいやしたけど、 この身体のおかげで愛する故郷を守ることができるんですカァー! だからいまは、この身体に感謝してるんですカァー」 ゼラド「暗黒鳥人だ! あなた、サルファでなんかカッコいいこといってた暗黒鳥人さんの子供だったんだね!」 レイナ「べつに、鳥人でなくてもチラシは刷れると思うけど」 【翌朝 学校そばの路地】 風見博士を彷彿とさせる頭髪の子供「うおっ、すげぇマズい!」 キラケン並にかわいい子供「男泣きもののマズさですぜ、こりゃー!」 風見博士を彷彿とさせる頭髪の子供「これを完食してこそ、天才にして世界一の度胸!」 ゼラド「案外好評だね」 レイナ「小学生の度胸試しに使われてるじゃない」 ヴィレアム「ゼラド! これはいったい、どういうことなんだ!」 ゼラド「あ、ヴィレアムくん、わたしたち」 ヴィレアム「なにをやっているんだ! さ、すぐに『エスタブリッシュメント』に戻るんだ!」 ゼラド「それはダメだよ! わたし、どっち側にも付けない!」 ヴィレアム「だからって、マズさがウリのラーメン屋台なんか出してどうするつもりなんだ!」 ゼラド「わかるけどっ! ヴィレアムくんのいうこともわかるけど!」 ヴィレアム「ゼラドのやっていることは、 いたずらにOG町ラーメン勢力図を混乱させるだけなんだぞ!」 ゼラド「でもっ、このまま進めば、お互いのラーメンを認めない者同士が、 再現なく争うばかりになっちゃう! そんなものでいいの! わたしたちのOG町は!」 レイナ「ね、なんでラーメンにそこまで本気なのって、訊いちゃいけないのよね?」 暗黒鳥人の子(♂)「元部長~! バランガさぁ~ん! チラシが刷り上がったでやんすカァー!」 ゼラド「えっ!?」 暗黒鳥人の子(♂)「どうしたんでやんすカァ?」 ゼラド「ヴィレアムくん、わたしたちまだチラシも配ってないのに、 どうしてこの店がマズいラーメン出してることを知ってたの?」 ヴィレアム「え? それは、なんか、道歩いてたら噂話が聞こえてきて」 ゼラド「ねえ! あなたたちは、どうして屋台に来たの!?」 風見博士を彷彿とさせる頭髪の子供「え、学校来る途中で」 キラケン並にかわいい子供「ヘンなおじさんに聞いて」 【イスルギフード社長室】 ミツハル「おやおや、これは驚きだ。 まさか僕に辿り着くとはね」 ゼラド「わたしたちの屋台に来てくれた子供たちから聞きました。 あなただったんですね! あなたが、ラーメン屋さんにサクラを送り込んで、 なんやかんやして、みんながいがみ合うように仕向けたんですね!?」 レイナ「なんやかんやって、なによ!?」 ゼラド「なんやかんやは、なんやかんやだよ!」 ミツハル「ふふふふ、その通り。 僕が道行くオッサンやオバサンや子供たちに小銭を握らせて、 各ラーメン店でわざと敵対店の情報を声高に喋るように依頼したのさ。 なぁに、ちょっとした人材活用法のひとつさ。 みんな仲良くお手々繋いでやらせるより、 いくつかのチームに分けて競わせた方が、ずっと業績が上がるんだ」 レイナ「勝手に明かした!」 ミツハル「だって、バレたところでべつに僕は困らないもん。 君らの店が儲かったところで、僕には一文も入らないわけだし。 商売の先輩として、ちょっぴり助け船を出してあげただけさ」 レイナ「ウソよッ! あんたにそんなボランティア精神、あるわけないじゃない!」 ミツハル「おいおい、まるで悪党を追い詰めているような口ぶりじゃないか。 あのねえ、前にもいったと思うけど、 善とか悪とか、僕はそんなみみっちい価値観なんか持ち合わせちゃいないんだ。 僕は僕の信念に従って行動しているだけさ」 ゼラド「みんなをケンカさせる信念なんて、間違ってますよ!」 ミツハル「落ち着きたまえ。女の子がそんな顔するもんじゃないよ。 なぁに、そんなにいきり立つほどのことじゃないよ。 僕にしてみれば、ちょっとした予行演習さ。 なにしろ僕は、将来大きなカネと権力を握らなきゃならなくなったからね。 来たるべき時のために、身に付けておかなくちゃじゃないか。 人間の扱い方ってやつをさぁ!」 レイナ「へえ、それで、政界にでも打ってでるつもりですか」 ミツハル「あはははは、それも悪くないね」 ゼラド「そうまでしておカネと権力を手に入れて、なにになるっていうんですか!?」 ミツハル「いっただろう。僕は僕の信念に従って行動してるって。 『漫画・アニメ・ゲーム表現規制法』、 あの悪法を、この手でぶっ潰す!」 ゼラド「え・・・・・・?」 レイナ「バカじゃないですかバカじゃないですかバカじゃないですか」 ミツハル「ああ、呆れるがいいさ呆れるがいいさ! どうせ君らみたいに明るい青春謳歌してる人間には、 休み時間中ずっと机につっぷして寝たフリしてた僕の気持ちなんかわかりっこないんだ! 僕にとっては死活問題なんだよ! ギャルゲやエロゲがなくなってしまったら、僕はどうなってしまうんだ! 僕に優しい言葉をかけてくれる女の子は、地球圏にひとりもいなくなってしまうじゃないか!」 レイナ「どんだけ現実に絶望してるんですか」 ゼラド「声優さん雇うとかじゃ、ダメなんですか」 レイナ「あんたも、なにげにヒドい提案するのね」 ミツハル「声優さん本人と演じてるキャラじゃさぁ、ほら、ちょっと、違うじゃん?」 レイナ「めんどくさっ!」 ミツハル「ああ、そうだそうだ。君ら、さっきからなにか勘違いしてるようだね。 僕はたしかにサクラを送り込んだけど、ネガティブキャンペーンなんて打ってないよ。 逆に、敵対店を褒めさせたのさ。 あっはっはっは、面白い実験結果だったよ! 相手に負けまいという気持ちが、単なる噂話を拡大解釈させてしまったんだねえ! 業が深いじゃないか、人間ていう生き物は!」 ゼラド「でもその性質を利用したあなたは、卑劣ですよ!」 バタンッ 暗黒鳥人の子(♂)「元部長、バランガさん、大変ですカァー」 ゼラド「暗黒鳥人の子(♂)くん! いったいどうしたの!?」 レイナ「こいつ、頑なに元部長と呼ぶのをやめない!」 暗黒鳥人の子(♂)「『エスタブリッシュメント』と『ぶっちぎりアウトサイダーズ』のスープに、 とてつもなくマズい汁が混入していたんでやんすカァ~。 いま、両店ともに校庭にそろい、一触即発の事態に・・・・・・っ!」 【校庭】 ハザリア「これは間違いなくクリハ汁の味! しかも、スープとおかしな反応を起こして、 俺の舌にも受け付けぬマズさになっておるではないか! クリハが失踪中のいま、クリハ汁を所有しているのはバルマー貴族のみ! そして俺のストックはだいぶ前に尽きておる。 となると、汁を混入させたのは貴様らということになるなぁっ!」 ルナ「そのいいがかり、そっくりそのまま返してやる!」 ハザリア「玉座をケツで磨くしか能のない王族などいらぬわ! せめてもの情けだ、俺の手で裁かれろ!」 ルナ「貴族にあるまじきお主の無法ぶり、もはや捨ててはおけぬ! 私みずから粛正してやる!」 ハザリア「やぁっしぃわ! 必中でSP30消費しろ!」 ルナ「朝から晩までマリーマリーと呟き続けるがよい!」 ハザリア「そんなケツに傍線付いた名前など呼べるかッ!」 マリ「残念だよ。お前たちがここまで道を踏み外すなんて」 ヴィレアム「いまでも信じたくはない。 お前たちは、ここまでの外道になってたとは思わなかった」 ユウカ「残念。シャイなベーシストだとばっかり思ってたけど、 しょせんあんたはロイヤルドッグだったのね」 キャクトラ「体制を否定するあなたに、私の気持ちはわかりません!」 ユウカ「ほんとは、権威って名前のガッデスのケツにキスしたいだけのくせに」 キャクトラ「狂犬です、あなたは」 マーズ「ガッカリだよスレイチェルちゃん! いくらアンポンタンだっつっても、アキナイとオリョーリにゃー マジメなひとだと思ってたのによーっ!」 スレイチェル「スレイチェルこそ、幻滅させられた。 やはりお前は、芯からの銭ゲバだったのだな!」 トウキ「おなじCD何枚も何枚も買ってんじゃねえよ!」 ミナト「うるせえ! オオホリめーたんの『甘い股関節』が売上1万枚達成しなかったらなあっ! めーたん卒業させられちゃうんだぞぉっ! そんなもん、買うしかないじゃねえか!」 トウキ「いまどきサムエル商法に引っかかってんじゃねえよ!」 マキネ「いい加減観念して太りなよ!」 ランディ「いい加減観念して俺を家に上げろ!」 ゼラド「みんな! 話を聞いて!」 ハザリア「ぬっ!?」 ルナ「ゼラド?」 ゼラド「わたし、両方のお店見てきたよ! 『エスタブリッシュメント』は安くて健康によくて美味しいラーメン作ってるし、 『ぶっちぎりアウトサイダーズ』は派手で豪華で楽しいラーメン作ってた! 方法は違うけど、どっちも真摯にラーメンと向かい合ってたんだよ! いがみ合う理由なんか、ひとつもないんだよ! みんな、あまりにもラーメンに一生懸命で、 ミツハルさんが流した噂を勘違いしちゃっただけなんだよ!」 ハザリア「黙れ、黙れよ!」 ルナ「ゼラドは口を出すでない!」 ゼラド「えぇっ!?」 ハザリア「俺はこの舌で確認したのだ。 スープにはたしかにクリハ汁が混入していた! これを勘違いなどと、眠たいことをいうつもりか、ああ!?」 ルナ「我々の店は24時間営業、あやうく汁入りのスープを客に出すところだったのだぞ!」 ゼラド「えと、それは」 ???「汁を混入させたのは、わたしよ」 ハザリア「ぬぅっ!?」 ルナ「なにやつっ!?」 ???「わたしは汁のカリスマ。創汁の芸術家」 ハザリア「汁の・・・・・・、カリスマだと!」 ルナ「その仮面の下の素顔はいったい!?」 レイナ「ねえ! あんたたちマジなの? みんなでつるんであたしをからかってるんじゃないよね!」 汁のカリスマ「もう一度、その汁混入ラーメンを舐めてみなさい。 最高の麺、最高のスープ、最高の食材、最高の演出。 でも、汁が数滴混じっただけでその有様よ。 いまのあなたたちの姿が、そのラーメンだとは思わない?」 ハザリア「我々の姿、だと・・・・・・」 ルナ「この、頭痛がするほどのマズさが」 ゼラド「そうだよ! いまのみんなは、マズいラーメンそのものだよ! 違うよ! こんなのは違う! こんなの、わたしが好きなみんなじゃない! わたしの好きな町はこんなんじゃない! わたしたちのブクロは、こんなんじゃなかったはずだよぉーっ!」 レイナ「そりゃそうよ! ブクロじゃないもの!」 ルナ「ブクロ・・・・・・、ゼラドの、ブクロか」 ハザリア「我々は、忘れていたのかも知れぬな。あのころのブクロの輝きを」 レイナ「なんでブクロで納得しちゃうの!?」 ハザリア「それにつけても汁のカリスマとやら、貴様はいったい何者だ!?」 汁のカリスマ「わたしは汁のカリスマ。 過去に大罪を侵したことにより、永劫の汁の中で泳ぎ続ける女」 ルナ「その大罪とは、いったい!?」 汁のカリスマ「わたしの罪とは」 パカ トウキ「あっ、お前は!」 クリハ「トウキくん、あなたを愛してしまったこと!」 トウキ「バカヤロウ! だったら俺も、希代の大罪人だ! お前を、クリハ・ミズハって名前の女の子を愛してしまった!」 クリハ「トウキくんっ!」 トウキ「クリハーっ!」 がしっ クリハ「うぅっ、ひっく、ごめん、ごめんね、トウキくん」 トウキ「いいんだ、いいんだクリハ。ちょっとだけ、長い散歩だったな」 クリハ「ただいま」 トウキ「お帰り、クリハ」 レイナ「なにこれ」 ゼラド「恋って、素敵だね!」 暗黒鳥人の子(♂)「ヒューヒュー、ふたり、キスしちゃえよぉ~」 レイナ「これ、なんの話!?」 【OG町西口公園前】 ユウカ「デタラメのダウナーかわしてーるぅ~♪ 僕の声がきこえてぇ~るぅ~♪」 ハザリア「さて、微妙に懐かしいエンディングテーマが流れておるが」 レイナ「あんた、いまどういポジションなのよ」 ユウカ「人間ジュークボックス?」 ハザリア「我々のラーメン戦争はまだ終わったわけではない」 ルナ「ああ、邪心を払い、今度こそ真摯にラーメンと向き合おう」 ゼラド「わたしたちも、がんばってマズいラーメン売ろうね!」 レイナ「え、それまだ続けるの!?」 ハザリア「そして取り戻すのだ。クボヅカが輝いてたころのブクロを!」 レイナ「だから、なんでブクロ!?」 ゼラド「ブクロ最高ーっ!」 ハザリア「アイ・キャァン・フラーイっ!」 ルナ「あ、えと、あいだぶぉーじーてぃー・・・・・・」 レイナ「ルナは困っちゃうなら乗らなきゃいいじゃない!」 ゼラド「わたしたちはこの町を愛してるーっ!」
https://w.atwiki.jp/hanazonored2007/pages/84.html
虹色ラーメン 著者 馬場民雄 出版 秋田書店 1~10 11~18 戻る